やっぱりキミを攻略してみせます!








『え?あの…』







「だから顔近いって言ってんの、離れて」








頬をつねられ、今の状況をやっと理解できた



『ご、ごごごめんなさい!』








うわ、何やってんだ、私、、、申し訳なさで俯いてると



「怪我ない?」








『へ?』



顔を覗きこまれ、心配そうな顔でこちらを見つめる。










な、なにこのイケメン、待ってさっきは前髪で目が隠れてて分かんなかったけど、すごいイケメンだ。








今更になってなんかドキドキしてきた。



恥ずかしながらも、前髪くんの方を見ると、











『っ!』










言葉を失った。








黒くてふわふわした髪型
同じ色の淡い瞳
柔らかな口元








「何ジロジロ見てんの?」



『あっ、いやごめんなさい。』








ナニコレ、分かんない、ドキドキが止まらなくて恥ずかしくて死にそう。



これが一目惚れ?一目惚れなんてゲームのキャラクターでもしたことなかった。













人生初の一目惚れです。










< 6 / 11 >

この作品をシェア

pagetop