やっぱりキミを攻略してみせます!
今になって周りを確認してみると、あの山のようにあったプリントが散乱していた。
『ご、ごめんなさい。巻き込んじゃって』
恥ずかしくてまともに顔を見て話せない、
相川莉央どうする?
絶対変な奴だと思われてる、やっぱちゃんと顔見て話そう。
それだよ、それ!頑張れ!相川莉央!
心の中で自問自答を繰り返し、チラッと前髪くんの方を見た。
前髪くんは、黙々とプリントを拾っていた。
『わ、私やるからもう帰っていいよ!ごめんね!もう大丈夫だから!』
慌てて前髪くんを止め、プリントを必死に集めてると…
「あのさ、」
と声をかけられ、手を止めた
『わっ!』
腕をグイッと引っ張られ、あっという間に前髪くんとの距離が残り数センチとなった。
『あ、ああのどどうかしました?』
顔近すぎ、、、恥ずかしくて沸騰しそう、
近くで見ると、瞳すごい綺麗、、
とか言ってる場合か!!!!
落ち着け相川莉央、これは何かの冗談だ、
「ごめんって思うなら、ちゃんと目見て話してくれない?全然伝わらないんだけど?」
『ん?』
ん?今口元ニヤッて、
ニヤッってしたよね!!?!?!!!