イノセントラヴ~不実な社長と契約結婚~
最初からずっと…その思いは変わらない。
金で俺と母親を引き離した周防家が許せない。
「・・・菜穂様だって失うコトになりますよ。それでも、いいんですか?」
「芦沢は生きていた。菜穂に恨まれるコトはもうない」
「ありますよ。
亡くなられた先代当主。貴方の父親は菜穂様の父親を殺しているんですよ」
来亜は殴られても尚言葉を紡いだ。
芦沢が生きているコトで一縷の望みを見い出した。
その望みは来亜に砕かれ、再び絶望と共に奈落の底に引きずり込まていく。
「芦沢と菜穂様の父親はゴシップ雑誌の記者だと莉人様が言っておられました・・・」
「その機密を知れば…全てが明らかになるのか・・・」
――――――俺がどんな愛しても、菜穂は愛してはいけない女なんだ。
「後は全てを知る莉人に訊く」
金で俺と母親を引き離した周防家が許せない。
「・・・菜穂様だって失うコトになりますよ。それでも、いいんですか?」
「芦沢は生きていた。菜穂に恨まれるコトはもうない」
「ありますよ。
亡くなられた先代当主。貴方の父親は菜穂様の父親を殺しているんですよ」
来亜は殴られても尚言葉を紡いだ。
芦沢が生きているコトで一縷の望みを見い出した。
その望みは来亜に砕かれ、再び絶望と共に奈落の底に引きずり込まていく。
「芦沢と菜穂様の父親はゴシップ雑誌の記者だと莉人様が言っておられました・・・」
「その機密を知れば…全てが明らかになるのか・・・」
――――――俺がどんな愛しても、菜穂は愛してはいけない女なんだ。
「後は全てを知る莉人に訊く」