イノセントラヴ~不実な社長と契約結婚~
「警察は男も女も関係なく、厳しい世界だから・・・ましてや私は総理のSP。
私の父親は警視総監。同僚の男共は父の溺愛を知っていたから、怖くて皆近づいて来なかった。
仕事上は女扱いされなくてもいいけど。プライベートまで・・・それが辛くて・・・だから、ワザと回りに色気を振りまいていたんだ」
「じゃもしかして・・・倭人さんが初めてお付き合いされた人ですか?」
「そうなの」
「・・・意外ですね」
「倭人もそのギャップにびっくりしたわ」
「最初は私と付き合うのに乗り気じゃなくて…それは話したよね」
「結愛さんの方が迫ったと訊きました」
「総理秘書として寝る間を惜しんで仕事していた人だから…彼の方が根負けして、お付き合いが始まった。お互いに忙しいから、デートするヒマなどなく・・・デートはもっぱら彼の部屋でDVD観賞」
「今なら、沢山時間あるし、デートすればいいのに」
「そうだね」
結愛さんは頷き、そのまま布団に転がってしまった。
「気分が悪い・・・」
「大丈夫ですか?倭人さんに連絡しましょうか?」
「それはダメ…誰にも言わないで。菜穂さん。お父さんに知れたら、一大事よ!!」
女同士の秘密になってしまった・・・
私の父親は警視総監。同僚の男共は父の溺愛を知っていたから、怖くて皆近づいて来なかった。
仕事上は女扱いされなくてもいいけど。プライベートまで・・・それが辛くて・・・だから、ワザと回りに色気を振りまいていたんだ」
「じゃもしかして・・・倭人さんが初めてお付き合いされた人ですか?」
「そうなの」
「・・・意外ですね」
「倭人もそのギャップにびっくりしたわ」
「最初は私と付き合うのに乗り気じゃなくて…それは話したよね」
「結愛さんの方が迫ったと訊きました」
「総理秘書として寝る間を惜しんで仕事していた人だから…彼の方が根負けして、お付き合いが始まった。お互いに忙しいから、デートするヒマなどなく・・・デートはもっぱら彼の部屋でDVD観賞」
「今なら、沢山時間あるし、デートすればいいのに」
「そうだね」
結愛さんは頷き、そのまま布団に転がってしまった。
「気分が悪い・・・」
「大丈夫ですか?倭人さんに連絡しましょうか?」
「それはダメ…誰にも言わないで。菜穂さん。お父さんに知れたら、一大事よ!!」
女同士の秘密になってしまった・・・