イノセントラヴ~不実な社長と契約結婚~
《2》不実なプロポーズ
菜穂side~
私達を乗せたベンツはレインボーブリッジを通って東京ベイサイドへと向かう。
20××年に開催されたオリンピックと共に建設された人工島・東京ベイサイド。
オリンピックの選手村跡地に建設された複合型施設『ギャラクシー』もこの春に完成した。
東京の新しいスポットとして雑誌やテレビでは連日取り上げられている場所。
『ギャラクシー』に隣接した『ダイヤモンドホテル・東京ベイサイド』のエントランスのど真ん中でベンツは停まった。
「降りるぞ」
「あ、はい」
私は慌てて外に出た。
硝子張りの扉の向うに見える煌々と輝く巨大なシャンデリア。
「何ボーッとしてる。そこに立っていては邪魔になるだけだぞ」
周防社長は私の肩を抱いて、足早に中へとエスコートしてゆく。
20××年に開催されたオリンピックと共に建設された人工島・東京ベイサイド。
オリンピックの選手村跡地に建設された複合型施設『ギャラクシー』もこの春に完成した。
東京の新しいスポットとして雑誌やテレビでは連日取り上げられている場所。
『ギャラクシー』に隣接した『ダイヤモンドホテル・東京ベイサイド』のエントランスのど真ん中でベンツは停まった。
「降りるぞ」
「あ、はい」
私は慌てて外に出た。
硝子張りの扉の向うに見える煌々と輝く巨大なシャンデリア。
「何ボーッとしてる。そこに立っていては邪魔になるだけだぞ」
周防社長は私の肩を抱いて、足早に中へとエスコートしてゆく。