イノセントラヴ~不実な社長と契約結婚~
《17》イノセント
菜穂side~
ビル内にあるレディースクリニックで妊娠の有無を確かめた。
「これが赤ちゃんね・・・」
広場のベンチに腰を下ろし、二人で結愛さんの赤ちゃんのエコー写真を眺める。
悪阻で気分の悪い結愛さんのお昼はミネラルウォーターのみで済ます。
私は『ヘンリーズコーヒー』でコーヒーとベーグルサンドをテイクアウト。
久し振りに会う原店長が『元気か?』
私と悠真さんの婚約する同僚は『婚約おめでとう』と声を掛けてくれた。
私の嘘もバレてしまった。
その私の嘘には全く触れず、出社した悠真さん。
帰宅する悠真さんにどんな顔をしよう。
私がベーグルサンドをモグモグと咀嚼していると風がスーッと吹き抜けた。
「あっ!?」
結愛さんの持っていたエコー写真のコピーが風に煽られた。
「私の赤ちゃんが!!?」
結愛さんが腰を上げて、コピーを追い駆ける。
「これが赤ちゃんね・・・」
広場のベンチに腰を下ろし、二人で結愛さんの赤ちゃんのエコー写真を眺める。
悪阻で気分の悪い結愛さんのお昼はミネラルウォーターのみで済ます。
私は『ヘンリーズコーヒー』でコーヒーとベーグルサンドをテイクアウト。
久し振りに会う原店長が『元気か?』
私と悠真さんの婚約する同僚は『婚約おめでとう』と声を掛けてくれた。
私の嘘もバレてしまった。
その私の嘘には全く触れず、出社した悠真さん。
帰宅する悠真さんにどんな顔をしよう。
私がベーグルサンドをモグモグと咀嚼していると風がスーッと吹き抜けた。
「あっ!?」
結愛さんの持っていたエコー写真のコピーが風に煽られた。
「私の赤ちゃんが!!?」
結愛さんが腰を上げて、コピーを追い駆ける。