イノセントラヴ~不実な社長と契約結婚~
菜穂と出会い、1年が過ぎていた。
季節は春・・・
俺達は昼間、都内でも有名なチャペルで挙式をし、披露宴パーティは55階の会員制ラウンジで行った。
俺はジャケットの丈が膝まであるフロックコートタイプの黒のタキシード。
菜穂はフワフワの真っ白なミニ丈のウエディングドレスで招待客を出迎えた。
「ご結婚おめでとうございます。周防社長」
久し振りに倭人と結愛さんに再会した。
4人で暮らしていた日々が夢のような感じ。
倭人は総理秘書官として多忙な日々を過ごし、結愛さんは生後2ヵ月の我が子・紘人(ヒロト)君のお世話に追われるとか。
「紘人君は?」
菜穂は紘人君に会えると楽しみに待っていた。
「紘人は総理夫妻に預けて来ました」
「結愛さんのご両親じゃなく、総理夫妻に??」
「はい」
倭人が涼しげな顔で返す。
総理は俺にとって敵同然、顔を合わせる機会はあるだろうけど、どんな顔をして会えばいいのか分からない。
季節は春・・・
俺達は昼間、都内でも有名なチャペルで挙式をし、披露宴パーティは55階の会員制ラウンジで行った。
俺はジャケットの丈が膝まであるフロックコートタイプの黒のタキシード。
菜穂はフワフワの真っ白なミニ丈のウエディングドレスで招待客を出迎えた。
「ご結婚おめでとうございます。周防社長」
久し振りに倭人と結愛さんに再会した。
4人で暮らしていた日々が夢のような感じ。
倭人は総理秘書官として多忙な日々を過ごし、結愛さんは生後2ヵ月の我が子・紘人(ヒロト)君のお世話に追われるとか。
「紘人君は?」
菜穂は紘人君に会えると楽しみに待っていた。
「紘人は総理夫妻に預けて来ました」
「結愛さんのご両親じゃなく、総理夫妻に??」
「はい」
倭人が涼しげな顔で返す。
総理は俺にとって敵同然、顔を合わせる機会はあるだろうけど、どんな顔をして会えばいいのか分からない。