イノセントラヴ~不実な社長と契約結婚~
悠真side~
「ポール氏との商談は破談になったそうだな」
「元々、彼は商談に乗る気ではありませんでしたから・・・損失の穴埋めは必ず致しますから、会長心配は無用です」
俺は有楽町の『周防ホールディングス』本社の会長であり、叔父の周防三郎とテレビ電話で会話を交わす。
「心配などしていない。それよりも光友銀行の友井頭取のご令嬢との見合いの日取りを決めたい。いつがいい?悠真」
「俺には結婚したい女性が居ます。名前は芦沢菜穂と言います」
「あ、芦沢!!?まさか・・・あの芦沢の・・・」
会長は顔面を蒼白させた。
裏の世界おいて、芦沢はちょっとした有名人。
「はい、芦沢浩介の妹です」
俺は会長の慌てた表情を見て、心の中でほくそ笑む。
「近日中に二人で挨拶に伺います。だから、会長から上手に友井頭取には話を付けておいて下さい」
と言うと無断でテレビ電話を切った。
「見たか?来亜。会長の驚いた顔」
「社長も人が悪いですね」
「それよりも今日のスケジュールを言え。来亜」
「承知しました」
「元々、彼は商談に乗る気ではありませんでしたから・・・損失の穴埋めは必ず致しますから、会長心配は無用です」
俺は有楽町の『周防ホールディングス』本社の会長であり、叔父の周防三郎とテレビ電話で会話を交わす。
「心配などしていない。それよりも光友銀行の友井頭取のご令嬢との見合いの日取りを決めたい。いつがいい?悠真」
「俺には結婚したい女性が居ます。名前は芦沢菜穂と言います」
「あ、芦沢!!?まさか・・・あの芦沢の・・・」
会長は顔面を蒼白させた。
裏の世界おいて、芦沢はちょっとした有名人。
「はい、芦沢浩介の妹です」
俺は会長の慌てた表情を見て、心の中でほくそ笑む。
「近日中に二人で挨拶に伺います。だから、会長から上手に友井頭取には話を付けておいて下さい」
と言うと無断でテレビ電話を切った。
「見たか?来亜。会長の驚いた顔」
「社長も人が悪いですね」
「それよりも今日のスケジュールを言え。来亜」
「承知しました」