イノセントラヴ~不実な社長と契約結婚~
「『フロンティア』の仕事は正に激務。一息つく暇もない。なのに、今朝いつもの店に足を運べば、芦沢さんは周防社長のせいでクビになったとか。
私以外にも沢山、彼女の笑顔を癒しに通うリーマンは多いんですよ。周防社長」
感情を露わにして語気を強めて詰め寄る岩佐さんに戸惑う。
「噂ではクビにされた芦沢さんは貴方の車で拉致されたとか。まさか・・・風俗なんかに売り飛ばしてないでしょうね」
「それはない」
俺は断言した。
「先ほどから気になっていたのですが・・・芦沢さんの名前を呼び捨てるなんて馴れ馴れしくないですか?」
「俺と菜穂は・・・」
ここまで、菜穂に感情的になるのはきっと、岩佐さん・・・菜穂に惚れているんだな。
「菜穂様は周防社長と結婚するんですよ。岩佐さん」
黙り込む俺をフォローしようと来亜が岩佐さんに言った。
「それは、3億の損失を埋める為のモノですか?」
「そうだ。菜穂も承諾している。
だから、風俗には売り飛ばしていない。安心しろ」
私以外にも沢山、彼女の笑顔を癒しに通うリーマンは多いんですよ。周防社長」
感情を露わにして語気を強めて詰め寄る岩佐さんに戸惑う。
「噂ではクビにされた芦沢さんは貴方の車で拉致されたとか。まさか・・・風俗なんかに売り飛ばしてないでしょうね」
「それはない」
俺は断言した。
「先ほどから気になっていたのですが・・・芦沢さんの名前を呼び捨てるなんて馴れ馴れしくないですか?」
「俺と菜穂は・・・」
ここまで、菜穂に感情的になるのはきっと、岩佐さん・・・菜穂に惚れているんだな。
「菜穂様は周防社長と結婚するんですよ。岩佐さん」
黙り込む俺をフォローしようと来亜が岩佐さんに言った。
「それは、3億の損失を埋める為のモノですか?」
「そうだ。菜穂も承諾している。
だから、風俗には売り飛ばしていない。安心しろ」