イノセントラヴ~不実な社長と契約結婚~
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彼のリザーブしたスイートルームは全ての元凶がある一泊200万円のスイートルーム。

悠真さんが商談に使用していたリビングの奥に寝室があった。

豪華なシャンデリアとダブルベット。
私はベットの脇にある肘掛椅子に座り、部屋をジッと眺めていた。

「出たぞ」

先にシャワーを終えた悠真さんがバスローブ姿で入って来た。悠真さんは椅子に座る私の背後に回り、そっと抱き竦めて来た。


「ま、待って・・・」

悠真さんのカラダからはつけたてのコロンが香る。その匂いを嗅ぐだけで、カラダに熱が帯びる。


「早く・・・出て来いよ」

耳許で囁かれた声は切羽詰ったかのように鼓膜に響く。


彼は私から離れ、対面で置かれた肘掛け椅子に座った。


私は彼の声に急かされ、バスルームに小走りに駆け込む。


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