イノセントラヴ~不実な社長と契約結婚~
《12》美人のボディガード
菜穂side~
最初は和気藹々と喋ってくれた吹雪さんだけど、最近彼の様子がおかしかった。
「吹雪さん、私何か悪いコトしましたか?」
お互いにリビングのソファに座って寛ぎながらも会話は一切なし。
「吹雪さん、最近変ですよ」
吹雪さんは無言で軽く溜息を吐くと、ソファから腰を上げた。
「吹雪さん」
リビングを出て行こうとする吹雪さんを呼び止めた。
「悠真様は菜穂様の相手をしてくれるんでしょ?それでいいじゃないですか・・・」
「でも、悠真さんよりも吹雪さんの方が私と長く・・・」
「そうですけど・・・」
吹雪さんは言葉を濁して、口を閉ざした。
「最初は悠真様と菜穂様の仲を応援しようと思いました。でも、今は…二人を見ていると辛いんです」
「吹雪・・・さん?」
彼は切なそうに私を見る。
笑顔の吹雪さんしか知らなかった私はその彼の突然の豹変に戸惑う。
「吹雪さん、私何か悪いコトしましたか?」
お互いにリビングのソファに座って寛ぎながらも会話は一切なし。
「吹雪さん、最近変ですよ」
吹雪さんは無言で軽く溜息を吐くと、ソファから腰を上げた。
「吹雪さん」
リビングを出て行こうとする吹雪さんを呼び止めた。
「悠真様は菜穂様の相手をしてくれるんでしょ?それでいいじゃないですか・・・」
「でも、悠真さんよりも吹雪さんの方が私と長く・・・」
「そうですけど・・・」
吹雪さんは言葉を濁して、口を閉ざした。
「最初は悠真様と菜穂様の仲を応援しようと思いました。でも、今は…二人を見ていると辛いんです」
「吹雪・・・さん?」
彼は切なそうに私を見る。
笑顔の吹雪さんしか知らなかった私はその彼の突然の豹変に戸惑う。