ドリーミィ✡ マジカリア
なんにせよ、本当に友達だと思える人は、その二人くらいなのだ。
そう思ってしまうのもしょうがない事だと思う。
そうやって考え事をしていると、案外入学式はすぐに終った。
苺花はふわふわとした淡いパステルピンクのツインテールをきつく結び直した。
「3組起立!」
先頭に立っていた女の子が言った。
苺花とほぼ同時に、同じクラスになった人達も立つ。
やはり見たことのない人達ばかりだった。
斜め前に並んでいる女の子達がさっきからずっときゃはきゃはと笑っている。
多分クラスのリーダー的な存在になる人達なのだろう。
つけまつげをきっちりとつけ、きらきらのグロスをたっぷりつけている。
髪はさらさらで、まるで別の世界に住む人
達のようだ。
苺花はなんとなく、本能的にきらきら世界の女の子達から少し距離を置いた。
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