ドリーミィ✡ マジカリア
~邂逅~
教室に入って、新しいクラスは、早速賑わっていた。
どうやら、この辺りの小学校出身だった人が多いらしく、みんな顔見知りらしい。
私だけが何も知らない疎外感を感じていた。
リーダー的な存在らしい人達は、女子3人で固まって話している。
私は誰にも話しかける事が出来ずにいた。
一人でわたわたしてしまい、若干挙動不審になりかけている。
や、やばい…!
どうしよう……!!誰かに声かけないと!
う~、やっぱり無理かも…!
…その時だった。
「……もしかして苺花ちゃん?」
ふわりと柑橘系の香水の香りが鼻腔をくすぐる。
顔を上げると、毛先がカールした鮮やかな水色の髪を黄色のリボンでポニーテールに結んだ、つり目の女の子が
私のすぐ隣に立っていた。
リーダー的な存在で目立つきらきらグループにいた、派手な見た目の女の子だった。
「………あ、」
百合…ちゃん…?
思い出した。
小学校の頃の親友。
昔はもっと大人しかったような…
………確か、