いちご飴
「あ~こ~」

柊ちゃんの声にハッとした

私は1回 自転車から降りた

追いついた柊ちゃんが言った

「はぁ…はぁ……
さすが…バスケ部エース
運動部は違うね」

「いやい…」

「それよりどうしたの?」

最後の''や''がさえぎられた

「えっ?」

不思議に聞き返すと柊ちゃんは

「顔、赤いよ?」

と笑った

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