相沢さんは漫画家でした。
ジリリリリリリ…
外には 蝉の音、 風鈴の爽やかな音色
まさに夏の風物詩だ
そう、夏休み真っ只中である
しかし、彼女と別れたばっかの俺は今
なんとも虚しく…
男2人でマックだ
「マジか!!やっと別れたのかー!」
ケタケタと笑ってるのは友達の研
中学からの友だちだ
「ふっふっふ 最後にあの野郎にガツンと言ってやったぜ!!」
「なーにがガツンとだよっ いつも女に何も言えないせに〜 !
だから変な女くっつくンだよヒカルはさ!」
「うっ!」
全くの正論だ
結局あの女は俺の小遣いをごっそり使って
最後には、このザマ
「まあ、あの女と別れて正解だったよ
ヒカルの金使うだけ使って
気に入らなかったら怒鳴り散らすんだぜ?
俺には5ヶ月なんて無理だな」
「そうだなーお前が居なかったら
まだ付き合ってたかもなー!」
「お前はまじで頼りないな!
でも彼女ぐらい、欲しいだろ?」
「そりゃーそーよ!
今度はー華奢で優しくて清楚な女の子がいいなぁー そんで小さいケーキ食べて喜ぶ子」
「おいおい元カノと正反対じゃねえか」
「ケンはいいですよねーかわいい彼女がいてさ」
「妬みですかね〜 まあ、俺にはもったいなぐらいに、いい彼女だよ」
ニカッと眩しい笑顔をこちらに向ける
「ちっ」
「おい舌打ち聞こえてんぞ」
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈