相沢さんは漫画家でした。

特に何も起こらず、夏休みは終わった



ぼーっとゲームして遊んでゲームして…

そんな生活を繰り返したせいか
すこし起きるのが遅くなってしまった




それと休み明けの学校の朝は

通常の学校より
かなりだるい



「ふぁぁ〜〜〜〜〜」


「人目気にせず大あくびですかヒカルさん」





ニヤニヤと後ろから声をかけたのは




「げぇっ！ケンじゃねえか!!」




彼女と仲良く登校なうなうのリア充だった


「おはよーだろそこは！

悪いが俺は暇じゃないんでね〜 じゃ、教室で！！」


「あっそーですかぁ！！」

ヒラヒラと手を振るケン


彼女の方は小さく俺にペコリと頭を下げてから
ケンと教室に向かった




本当にあの子ケンの彼女かよ！！！
うらやますぎんだろあんないい子！


ガツガツと荒い足並みで階段を上がる



顔は整っていて黒髪のあのーロングの手前ってやつだな！

それに性格もいいし礼儀正しい

まさに理想的な女の子だ





彼女が学年1可愛いなんていうのは

顔もいいけど、なんていったって

性格だ!!!



いつか俺にも



あんな彼女が…




ゴツン!!!


「うわっ！！」


「いたた…」


よそ見してたら人とぶつかってしまった



「あ、ごめん！！気付かなくって…」


むくっと起き上がりその子に手を差し出した






「あ、ありがと」





俺の手に触れた彼女の手は



思いのほか小さかった



はっと何かを思い出したかのように
彼女は教室へ入っていった



たしかあの子…



相沢さんだっけ