相沢さんは漫画家でした。



「終わってないのに出すなよ〜!今日中に出してねー」



「えっ!あ、うん」


えええええええええええっ!!!!


なんで何も書いてないんだ!!!?



絶対あの学級委員の見間違いだ…


そう思い返された宿題のプリントをめくってみる



そこには



2年4組相沢 モモ

名前の欄に相沢さんの名前が書いてあった


「んん?!」


そこからページをめくってみたけど所々書いてあったり、消しゴムで消した跡が残っていた。




もしかしてこれ、相沢さんのプリントじゃん!!!



これ、相沢さんが間違えて俺の机に入れたのか?




よし、話しかけてみ…



いやまてよ、



これはもしかして…相沢さんからの…





何かのメッセージかもしれない!!!

※違います




バッと隣の相沢さんを見る



すると相沢さんがハッとして勢いよく俺から目を逸らした

どうやら小刻みに震えてる…




ボソリ

「盗んだのバレちゃってるかな…」
(超小声&早口)





「?」


※ヒカル君には聞こえてません





そ、そうか、つまりこういう事だな



『本当に私の事が好きなら男らしく私の宿題手伝いなさいよ!バーカ!』




なるほど、

小刻みに震えてるのも俺の事を影で嘲笑ってるに違いない…







フフフ…それなら男らしくここは受けてたとうじゃねぇか!!!




相沢さん!俺は君のためならこんな宿題終わらせてみせる!!!



※相沢さんが訳あってヒカル君のを盗んだだけです









ヒカル君の勘違いのせいで※が働きすぎている


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