『鳥』になる瞬間。
観客席の日陰の部分に座ると、ちょうど審判が旗をふった。

ーーースタートする。

「・・・それでは、女子走り幅跳び・競技を開始します。1番、○○・・・」
次々と跳んでいく。この大会は『記録がいい人が最後、悪い人が最初』という形式でプログラム編成がされているらしい。
藤崎先輩は・・・・・・一番最後だ。
この大会が復帰戦だというのに、一番最後の跳躍なんて・・・さすが先輩。


なんて感心していると・・・・・・・・・
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