【短編】光
スズ
私の名前は、信田 鈴(しのだ すず)。
中学校2年生だ。
私には、普通の人にはない、ある特別な能力がある。
その事に、最初に気づいたのは母だった。
私が3歳の時、いつも遊んでいたルリちゃんと言う友達が事故で亡くなった。
公園の前で、車に轢かれたのだ・・・。
その子の葬儀から2日後、私は、あの事故現場で1人で遊んでいた。
なんで1人であそんでるの?
母がそう聞いた時、私はこう言ったそうだ・・・。
ママ?何言ってるの?鈴は、ルリちゃんと遊んでいるんだよ。
・・・・・って。
この時から、私は霊が見えるようになった。