闇だらけの総長~刻印に隠された過去~
1章
はぁ~、やっぱ皆を置いていったのは心苦しいな…
でも、仕方ないか
俺はこの世に存在してはいけないものだから
皆と離れたのは正解だと思う
俺が唯一自分の秘密を話した仲間と離れるのはやっぱ悲しい
だが、そんな我が儘を言ってることもできそうになくなってきたからな
この方が両者とも幸せになれるはずだ
そう、あの日が通り過ぎれば……
俺は自分の部屋でそんな事を思いながらこれからの事を考えていた
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