闇だらけの総長~刻印に隠された過去~
ま、上がってって言ってるんだし、せっかく来たし、さっさと用を済ませて帰るか
美「じゃあ、上がらせてもらうわ」
家に上がり、客間室に案内され椅子に座った
向かいに聖子も座る
使用人らしき人がお茶を持ってきて置いてくれた
美「早速ですが本題に入りたいのですが、社長はおいでにならないのですか?」
聖子の父親が社長だったはず
普通こういう他社に入れてもらう話とか重要な話に社長がこないはずないだろ
それとも来れない用があるのか?
聖「社長は今……来れない事情がありまして、私が代理に話を聞く事になります」
何かわけありっぽいな
ま、そこは興味ないから深入りする気はねぇが
美「そうでしたか
でしたら、貴女に話をしましょう
まず、貴方達の社を私の社の下に入るという事で間違いないですね?
あ、申し遅れました
私は「R&M」という会社の社長です」
そう言って、持ってきた名刺を聖子に手渡す
社名までは言っていなかったため凄く驚いた顔をしている
聖「あ、「R&M」!!?
そんな大企業の下に私達が入ってもよろしいのですか?!」
美「はい、ですが私からも条件というかお願いがあります」