闇だらけの総長~刻印に隠された過去~

美「わかりました
では、はじめに連絡先を交換しましょうか
それと貴女に小型盗聴器を身につけてもらいます
もちろん学校の時と闇桜の倉庫に行く時だけ盗聴したいので、普段は聞きません
ですから、学校の時間は常に電源入れます
倉庫に行く時はその前に連絡してください
それと、闇桜からもし質問攻めをされ、なんて答えればいいか分からない時のために、小型通信機を渡します
それを自宅以外で常に身につけてください
助言や、次にとってほしい行動などの指示を出しますので、ちゃんと聞いててくださいね」

いっきに話しすぎたのか頭の中を整理しているのか聖子は顔を伏せていた

すると聖子が首がもげる勢いで顔を上げた

聖「今、説明して頂いた事をきちんとすればいいんですね!?」

顔を上げた勢いのまま口を開いたかと思ったらそう質問してきた

俺はビックリしすぎて口を開け一瞬固まってしまった

美「は、はぃ
では交渉成立でいいんですね?」

始め、圧倒されてたところもあって言葉が詰まってしまったが交渉成立したと思い聞き返した

聖「はい!
それじゃあケータイ持ってきますので少しお待ち下さい!」

聖子はそう言うとパタパタと廊下を駆けていった

美「はぁー」

俺から出たため息は静かな部屋ではかなり大きく聞こえた


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