闇だらけの総長~刻印に隠された過去~

ダメだ、急に静かになったりすると変な事を考えてしまう

切り替えろ…

これから聖子に渡すものをカバンの中から出したりした

えっとー、盗聴器、通信機器、あ、あと連絡先交換するからケータイと…

などと準備をしていると、また廊下からパタパタと駆ける足音が聞こえてきた

聖「お待たせしました!」

それから俺は聖子と連絡を交換して盗聴器と通信機器の使い方を説明した

あと、学校の手続きは自分がすると伝え明日の朝1度弟の部屋へと向かうように説明した

美「これで説明は以上ですね
なにか質問等などはありますか?」

そう聖子に聞くとなぜかもじもじしていた

なんだ?

なんか言いたいことがあれば遠慮なく言えばいいのに

聖「あ、あの…」

美「なんですか?」

当たり障りのないよう優しく言った

つもりだったが少しびくついた反応をされ言い方キツかったかなと思ってしまった

聖「その役目が終わるのはいつかな、と
あと、職を辞め手伝うため終わった時に「R&M」に務めさせてもらいたいなって思いまして…」

なるほどな

こりゃ言い難いよなぁ

大手企業の下で働きたいって言ってやれるもんじゃねぇし


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