闇だらけの総長~刻印に隠された過去~
背中まであった聖子の髪だったが、ウィッグは肩上ぐらいまでのだったから聖子をまた幼く見せる
美「よし、準備OKだな
先生、理事長のところに出発しまーす!」
聖「おぉー?」
掛け声に答えた聖子の声は戸惑いの色があったが顔はとても楽しそうだった
理事長室の前に来たが、いざ来ると緊張してきたのか聖子は手をギュッと握っている
ま、俺は転校してきてからほぼ毎日来てるからそこまでないけど…
コンコン
海「はーい?」
相変わらずの気の軽い声が聞こえる
美「緒野 夢桜です」
海「(また緒野夢桜か?今度はどんな用件だか)
おー、入っていいぞー」
その返事を聞き部屋へ入る
美「失礼しまーす」
聖「し、失礼します!」
おいおい、聖子ガチガチじゃん
海「ん?
夢桜の後ろにいる奴は誰だぁ?」
理事長の席に座ってこっちを見た海斗が見慣れない顔を見て誰かと問う
美「自分で言って下さいよ?」
もじもじしている聖子の背中を押し海斗の前にだした
聖「えっと、あの
如月 聖子です!
日向 曄子としてここに通わせて下さい!」