闇だらけの総長~刻印に隠された過去~
美「なんですぐに出てこなかったんですか?」
質問をしたがまだ逃げる気なのかドアを締めようとする聖子
聖「だ、だって、出ていこうとしたら話が少し聞こえて、険悪なムードになってて今出たらダメだって思ったの
けど、2人が殴り合いでも始めるんじゃないかって思って意を決して空気を壊したの」
途中から力が抜けて普通に話す体制になってた俺達だった
聖子の話を聞いてため息が出そうになる
でも、それを堪えて聖子の目線に合わせる
美「心配かけてすみません
ただ、無神経な質問をする理事長にイラッときただけですので」
そこで、営業スマイルをおくる
聖「えぇ、っと//////」
顔を真っ赤にして俯く聖子
打って変わって海斗は俺の言葉に突っかかる様な形相でこっちに指を指した
海「おい、無神経ってなんだよ!
まぁ、確かにしましたけれども!?」
なに逆ギレしてんだ?
大の大人が情ねぇ
美「まぁ、ともかく如月先生が制服来ても違和感ないですし、サイズもあってるようなので失礼しまーす」
海斗をスルーして、聖子に向かい理事長室から出るように促した
海「てめ!おい!
俺を無視すんなよなー!!」