闇だらけの総長~刻印に隠された過去~
怜桜side
遡って、昨日の晩
闇桜と紅炎は俺の部屋に集まっていた
何でかというと、美桜の過去について話すためだ
俺が知っている事は限られるし、確実に本人の口から話すのがこういうのはいいに決まってる
だから、闇桜にも最初に話した表の部分だけの過去を話そうと思っている
怜「俺の部屋に集まってもらって悪いな
これから美桜の話をするが、ここにいるやつ以外には決して話すなよ?(殺気)」
この話がどれほど大事なことか手っ取り早く分からせるために殺気を出し威嚇する
輝「わかってる
だから、あまり殺気を出さないでくれ
紗奈がたえられない」
そう言われ紗奈の方に目をやると少し汗ばみ拳に力を入れて、気を緩めればすぐにでも切れそうな意識を保っていた
葵も似た状態だったから冷静になり気を落ち着かせた
怜「すまない、過去の話をするとなるとどうも少し気が立ってしまってな」
まわりの反応はあの殺気の量が少しなのか?と疑う目はあったが輝翔だけは違かった
輝「それで?
言える部分だけでも話してくれ」
そんなに、慌てなくてもちゃんと話してやる
怜「あぁ、わかってる
まず、俺達姉弟には刻印が刻まれているんだ」
そう言って額を見せる