闇だらけの総長~刻印に隠された過去~

そこには悪魔の翼のようなものが左右に広がる感じで現れた

怜「これは何を示す刻印なのかはわからない
でも、ひとつ言えるのはこの刻印のおかげで他の奴らにはない力を得た
美桜と話したりした時におかしな事起きたりしなかったか?」

紅炎の奴らを見やる

少し記憶を辿ると思い当たる節を思い出したのか「そーいえば」と呟く奴らがちらほらいた

輝「確かに今日の朝、美桜を玄関の前で待ち伏せした時足裏が床に引っ付いて動けなくなったな
それと関係あるのか?」

「いったいあれとどんな関係性が?」と続きの声が聞こえてくる

紅炎は頭を捻り考えるが答えが出る様子はない

まぁ、あったらあったで怖いがな

それにしても、今日の朝からそんな事があっていたとわな

怜「あぁ、もう1度体験させてやろう」

紅炎「……はい?」

間抜けな声を出す紅炎を無視し、とりあえず立たせるように促し床に触れる

フー、『この床に接している俺以外の物よ1分間くっつけ』

床から手を離し立ち上がり腕を組む

怜「歩けるか?」

輝「は?
!?な、また足が床にくっついてる!?
でも、今回は少しは床を擦るぐらいには動けるな」


< 123 / 142 >

この作品をシェア

pagetop