闇だらけの総長~刻印に隠された過去~
聖「(~~~)
……知らないですよ?」
首を傾げながら言う曄子
また、間があった
考える素振りがあったわけでもないのに、間があるのは不自然だよな…
そこで、怜桜が前に出て曄子に迫る
怜「お前、本当に俺らの事が分からねぇのか?
俺達、暴走族で世界No.1の闇桜と全国No.1の紅炎なんだけど、これを聞いても分からねぇか?」
あの、怜桜さん?
そんなあきらかに族とかと関わりあった事のないような曄子に殺気をあてたらダメだろ…
聖「(~~~)
あ、そーだったんですか?
興味が無いから知りませんでした
でも、だからなんだって言うんですか?
それとも、それを私に自慢しているんですか?
そんな訳ないですよね?
(うぅ、なんかオーラが怖いよ!
こんなはっぱかけた言い方して大丈夫かしら…)」
す、すげ〜
怜桜の殺気に怖気ずに言い返しやがった…
ほかの奴らも似たようなことを思ったのだろう
口を開け、ポカーンとしていた
いち早く正気に戻った怜桜は怒りが現れたが、自分で冷静に戻り考え事をする
するとニヤッと怪しい笑みを浮かべる
怜「てめぇの度胸を買った
お前曄子って言ったか
曄子単刀直入に言うがお前、闇桜の姫になる気ないか?」