闇だらけの総長~刻印に隠された過去~

怜「俺が気に入った
それ以外の理由が欲しいか?」

怜桜はそれを言うとニヤッと怪しい笑みを見せるが、曄子は頬を赤く染め固まっていた

聖「い、いや!(~~~)!?
……それ以外の理由が欲しいと言ったらどーします?」

最初に発した言葉と態度に対して後に発した言葉と態度が違う

もしかしたら、コイツ……

怜「ほぅ、俺をためすのか?
まぁいいがな
俺がお前を姫にしたい理由言うなら、」

そこまで言うと曄子に近づき耳打ちをする

怜「〜〜〜」

怜桜がなんて言ったかは聞こえなかったが曄子の表情を見れば一目瞭然だった

頬を染め、口をパクパクしているが喉に突っかかり声が出ない、そんな感じを見受けられる

それを見た怜桜は満足したのかこちらに振り返り真剣な顔をした

怜「明日から曄子は闇桜の姫にする
今日はまだこっちに運んだ荷物の整理などがあるだろうから、明日の放課後倉庫に連れて行くつもりだ
なんか聞きたいことあるやついるか?」

そこで痺れを切らした慶羅が怜桜を睨みながら近寄る

まぁ、多分

俺達紅炎が聞いたらいけないものなのだろう

慶羅は近寄ると怜桜に耳打ちをした


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