闇だらけの総長~刻印に隠された過去~

輝「い、いや、用はもうないがお前、俺と前に何処かで会ったことないか?」

はぁ?

こいついきなり何言ってんだ?

そんな事あるわけねぇだろ

美「誰かと勘違いしているんじゃない?
もう、いい?
帰りたいんだけど…」

輝「あ、あぁ、すまねぇ、悪かったな」

輝翔がそう言うとやっと腕を放してくれた

美「それじゃ」

紅炎達に背を向けて自分の部屋を通り過ぎ、すぐ側の角を曲がって身を潜めた

フゥー、一事はどうなるかと思ったぜ

とりあえず、ここで紅炎達が帰るのを待つしかねぇな

クソだりーな…

やべ、眠くなってきた

も、もう少し、もって…くれ……

刻印の力を使ったおかげで疲れが溜まりあと少しで意識が飛びそうになった時、

沙「あれ?さっきの人?」

パチクリ

は…?

う、嘘だろ

いつの間にこっちに来てたんだよ

声がしたから目が覚め、顔を上げるとさっきまで俺の部屋の前に居た紅炎の1人沙奈がいた


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