闇だらけの総長~刻印に隠された過去~
沙奈の言葉で嫌な所があったのか、顔の眉があからさまによった
葵「沙奈姉って呼ぶから沙奈姉も葵って呼んで?」
聖桜という呼び名が嫌だったのか自分の名を呼んで欲しいのかそう言った
よく分からないといった顔の沙奈
それに葵は気づきもう一度その重い口を開く
葵「聖なる桜、誰がつけたのか知らないけど、私が聖なるなんて可笑しい
どちらかと言うと、穢れと書いて穢桜アイオウって読む方がよっぽど似合う」
沙奈は察したのかそれ以上聞くことはなかった
まぁ、俺も流石にどういう事かだいたい分かったからそれ以上聞く気にもなれなかった
葵の事思うと余計にな
でも、そこで話を終わらせるような奴ではない
沙「詳しくは私から聞かない
ここに転校して来たからにはずっと一緒に居る訳だし、話したくなったら教えてよ?」
そこで沙奈はニコッと葵に笑いかけた
沙「あ、ここに居る二人とあと二人紅炎には幹部がいるんだけど葵になにかして来たら言っていいからね?
縛り上げとくから(黒笑)」
ビクッ
久しぶりに黒い沙奈を見た俺と拓人はついビクついてしまった