闇だらけの総長~刻印に隠された過去~
数先「あ、当たり前じゃない」
言ってしまった事を後悔したのか濃ゆいファンデーションを塗られていてもわかるほど青ざめた顔
美「じゃあ、一緒に解きましょうか
制限時間は何分にします?」
先生がチョークを持ち構える
数先「私は10分で充分よ」
顔色が戻ってきた
自分が解けなかったとしても、この子も解けないから大丈夫とでも思っているのだろうか
それとも開き直ったのか
まぁ、どちらにせよ俺が勝つのは決まってる
美「では、制限時間は10分
先に正確に解けた方が勝ち
修、合図だして」
やれやれといった感じの顔をし、立ち上がり、どこから持ってきたのかストップウォッチを構える修
修「よーい、スタート!」
カッカッカッ
黒板とチョークが擦れあう音だけが教室で鳴り響く
よし、終わった〜
って、あれ?
先生途中で固まってる
ギブアップなんだろうか