水曜日の片想い


ガチャリと扉を開くと、よく見慣れた“あの人”がカウンターに………………。



カウンターに…………座って

………………ない?





「もぉー、旭陽ったらぁ!そんな恥ずかしがらなくてもいいじゃない〜〜〜」



「ちっ、近い………!離れろ」



「えっ……………?」




肩に掛けていた鞄がドスンッと滑り落ちる音がした。


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