カルピスとレモン
いつのまにか恋してたんだ。
大事な人になっていた。
君が私のことを好きって言ってくれたんだ、私もこの気持ちを伝えたい。
私は駅に着いて歩き出す。
ポケットからケータイを出して
思いきって電話をかけてみる。
……まだ出ない。
またかけてみる。
今度は出てくれた。
「はい…」
君はそう、返事をした。
< 10 / 12 >

この作品をシェア

pagetop