もうすぐ私は、この世を去ります
久しぶりの健康状態が嬉しかった。
でも、あることを悟ってしまい私はそれを恐れる。
おかしいな、死ぬことなんて怖くなかったはずなのに。
いつ死んでもおかしくないと言われている私の身体。
健康状態になるなんてほぼ不可能と言われている私の身体。
なのに今、どこも悪くなく健康状態ってことは、これは神様がくれた最期のご褒美なのかもしれない。
今までずっと不健康だった私ヘの最期の贈り物。
とりあえず私は起き上がる。
さて、これから何をしようか。
きっとこれが最期の晩。やり残したこととかないだろうか。