リンゴ飴
友達と別れて、歩くスピードがちょっと遅くなったみたい。
あいつの少し後ろを歩く。
どうしよう‥
あと少しで、あいつの家に着いちゃうよ、、、
1人でドキドキして、声をかけられない!
どうしようー!
その時、前を歩くあいつの足がピタッと止まった。
私もつられて止まってしまった。
「あのさー‥」
あいつが振り返りながら私を見る。
「なっ、なに?!」
「なに?、じゃねーよ!」
「だって、しょうがないじゃない!
家こっちだもん!」
私、なに言ってるんだろう‥