花火


夕方になり、ふと窓から外の空気を吸おうかなと思った時

手紙があることに気づいた

それが誰からなのかは見なくてもわかった


この窓に手紙を置ける人なんて一人しかいない


その手紙をみた私は一人しかいない部屋の中で

何週間かぶりに


心から笑えたんだ。





夏祭りの日


私は浴衣を着てお祭りがある神社の近くの公園にいた


ちょっと早くつきずきたかな




「よっ」

と言った浴衣姿の悠樹


私は夏祭りを悠樹とくることができた

家、隣なのにわざわざ集合場所を決めるとこが悠樹らしいと思った。

久しぶりにあった悠樹は前よりもかっこ良くなっていて

ドキドキした。

「どう?最近」

「うん、まあまあかな」


やっぱり、前みたい話すことはできない

なんだか緊張してぎこちなくなる


「来てくれると思わなかった」

「うん」

うまく、会話ができなかった

「あのさ、俺…」

「し、宿題終わった?」

思わず話を、変えてしまった

続きを聞きたくなくて

「俺の話聞けよ」


知ってるよ、もう、わかってるから

涼のことふったんだよね。

あの時の話ちゃんと聞かなくてごめんね

「俺さ」

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