理想の私≠現実の私
「てか、あの時のゆうさんって声に鼻血でそうになってやばかったんだよ!!あの野獣の目で見つめられてゆうさん、だよ?!鼻血気にしすぎてやばかったんだよ!!」
「「おい」」
「はっ!」
つい、あの時のことを思い出してしまった…!
「ねぇ、ゆう…このままじゃ良くないってわかってるんでしょ?本気で困ってたから呼んだんでしょ?」
「うん、」
「なら……ふざけないで」
「っ…」
「ゆうがこういう雰囲気苦手なのは知ってるから」
なっちゃんの言葉に泣きそうになったわたしの頭を撫でてくれる山形くん。
うん……ありがとう、二人とも…