【完】何度でも、キミの瞳に恋をする。






私はいったい………何を忘れているんだろう………








簡単に思い出せそうなのに、


あと一歩のところで、記憶が喉につかえる。






もやもやした頭を振り払い



ため息をついて




ゆっくりと目を開くと、








『星』










鉛のようなもので書かれた



そのひとつの漢字が私の目を引きつけた。









星……

ホシ………









私はハッと目を見開きその文字に駆け寄る。





< 102 / 254 >

この作品をシェア

pagetop