【完】何度でも、キミの瞳に恋をする。
1*『隠される秘め事』
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日の光をたっぷり全身に浴びて
その眩しさに私は目を覚ます。
今日は、日曜日だ。
魔法界に来てから早半年が過ぎた。
土曜日曜関係なく、様々なことが起き、
時が目まぐるしく巡り続けるこの世界では
曜日感覚なんてすっかり麻痺してしまった。
久しぶりの休日らしい休日に私は大きく伸びをする。
そういえば、周りの散策もまだだった。
未だにリリーちゃんの部屋にお邪魔したこともなければ
ほかの子たちの生活に疑問を持ったこともない。
落ち着いて初めて
自分が今いる状況のおかしさに気づいた。
まぁ、いろいろあったもんね………
そんなことを思って自嘲気味に笑う。
冬は、もうすぐそこだ。
そういえば、メリはどこへ行ったのだろう。
使い魔の使い方さえ知らなかった知ろうともしなかった自分に呆れる。