【完】何度でも、キミの瞳に恋をする。
試しに
「メリ。」
と声に出して呼んでみると
『どうしましたか、優菜さん。』
焦ったようなメリの声が秒殺で聞こえてきた。
「いや、最近あっていなかったから…。」
私がそういうとメリはホッとしたようにため息をついた。
『そういえば優菜さんは寂しがり屋でしたね。
放っておいてごめんなさい。
何して遊びますか?
積み木にしますか?おままごとにしますか?』
「私は何歳児だ!」
メリのふわふわボディーから
スパーンッと心地よい音がする。
ファイルの側面にしただけ優しいほうだ。
なんで積み木とおままごとの二択なんだ!
もっとあるでしょ!!
「でも、私のこと心配して来てくれたのはありがとね。」
『私は優菜さんの使い魔です。
優菜さんのことを常にいちばんに思っていますよ。』
メリ………。
珍しくメリの口から出てきたあたたかい言葉に
ジーンとしていると