【完】何度でも、キミの瞳に恋をする。
1*『2度目の×××』
☪︎
⋆
。
˚
✩
「……ぃざわちゃん。芹沢ちゃん。」
「あ。リリーちゃん。どうしたの?」
「どうしたの?じゃあないよ!
最近の芹沢ちゃん、おかしいよ。」
「なにもおかしくなんか、ないよ?」
私がそう言って首を傾げて見せると
リリーちゃんは顔をしかめた。
「おかしいよ。……………っ!?目………。」
「目………?」
不思議に思って手鏡を覗いてみる。
…………ん?
なにも違わないけれど…………。
「あ…っ。………見間違え……かな?」
そう言ってリリーちゃんは苦笑いした。
………?なんだろう。
でも、リリーちゃんが見間違えっていうなら、それでいいかな?
私はそう思って、気に止めるのをやめた。