【完】何度でも、キミの瞳に恋をする。

1*『2度目の×××』







☪︎


˚




「……ぃざわちゃん。芹沢ちゃん。」


「あ。リリーちゃん。どうしたの?」



「どうしたの?じゃあないよ!

最近の芹沢ちゃん、おかしいよ。」


「なにもおかしくなんか、ないよ?」







私がそう言って首を傾げて見せると

リリーちゃんは顔をしかめた。










「おかしいよ。……………っ!?目………。」


「目………?」


不思議に思って手鏡を覗いてみる。
















…………ん?


なにも違わないけれど…………。





「あ…っ。………見間違え……かな?」







そう言ってリリーちゃんは苦笑いした。












………?なんだろう。




でも、リリーちゃんが見間違えっていうなら、それでいいかな?



私はそう思って、気に止めるのをやめた。




< 124 / 254 >

この作品をシェア

pagetop