【完】何度でも、キミの瞳に恋をする。








『…………っ。なんで!………なんで、そんなこと、いうの………。』








『信じられないかも、しれない。

でも、俺が今から言うことは、絶対に本当のことだ。』











『………………俺は、妖に取り憑かれている。

妖は俺のエネルギーを吸い取っている。

もうすぐで、俺の命は尽きる。



でも、優菜には、生きてて欲しいんだ。




だから…………っ!』









突然、聖が膝から崩れ落ちた。










『聖……っ!聖!!』









やっと、顔をあげた聖の瞳は……………





















―漆黒だった。









怖くなって私は後ずさる。





ガシャン、とフェンスが冷たい音を立てて軋んだ。




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˚







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