【完】何度でも、キミの瞳に恋をする。
彼の手が私に触れる。
そのまま魂を蝕まれる……………
彼が、勝ち誇ったような笑みを浮かべて、
私の髪に手をかけた。
嫌だ!!!
そんなの、絶対に、嫌だ!!!
私は、聖を、守る!!!!
私に触れたところから、
彼の体が黄金に輝き始めた。
「………!?なんだ、これは………。」
彼が驚いたような声を上げる。
彼の好きには、させないんだからっ!!!
体の底から力が湧いてくる。
私はグッと踏ん張ると
彼のその、漆黒の髪に手をかざした。