【完】何度でも、キミの瞳に恋をする。
1*『ごめんじゃなくてありがとう』
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目を覚ますと真っ白な壁と白いレースの天蓋が目に入った。
周りを見渡すと
私は
白く清潔な柔らかいベッドに包まれていた。
寮の部屋の2倍くらいあるその部屋には
白い猫足のテーブルに
白いレースの天蓋つきベッド
同じく白いやわらかそうなソファー
ふわふわの毛が立ったラグが一面に敷かれていて
白を基調としたその部屋は
とてもおしゃれで
私は、どこかのホテルにでも迷い込んでしまったのだと思った。
そっと、ベッドから降りて足をおろすと
ふわり
雲の上を歩いているような柔らかい感覚が優しく足を包み込む。
私はドアノブを握ると
そっと外側に押して開けた。
外は、想像以上に明るくて、賑やかだった。