【完】何度でも、キミの瞳に恋をする。
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嘆くこと数時間。
日が暮れる頃には私も、ほとんど宿題が終わっていた。
「ありがとう。聖。すっきりしたぁー。」
んー、と伸びをする。
すると、聖が
「なに、優菜は俺に惚れてんの?」
なんて、いきなり言ってきた。
えっ………
何事かと思って聖の視線の先を追うと………
『惚れ薬を作ってレポートにまとめろ』
という、最後の課題のページを私は無意識のうちに、開いていた。
「…………っ!? ちがう、これ、宿題だからっ!」
私は、
ボッと燃えるように自分の顔に熱が集まるのを感じながら、
宿題をバッと閉じてかき集めた。
ほんと、ユニークな問題作るのはいいけど、恥ずかしいのはやめてよね!
なんて先生への聞こえない文句を心の中で言ってみる。