【完】何度でも、キミの瞳に恋をする。
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「あ、ちょっと聖!それ、私のエビフライ!」
「は?知らねーよ。てか名前書いとけ。」
「エビフライに名前書けるか!」
「………はぁ。じゃあ、1口食う?」
「うんっ!」
私はそういって、箸で挟んだまま差し出されたエビフライにかじりついた。
「まったく、仲直りした途端にいちゃいちゃし始めたな。」
なんて、リリーちゃんがため息をついてみせる。
でも…………
「それ、リリーちゃんにだけは言われたくない。」
「俺も同感。水瀬だけには言われたくないわ。」
リリーちゃんのおかげもあって、仲直りした私たちは
すっかり元通りになっていた。
そういえば、今のって……………
いわゆる、“間接キッス”!?
そう、気づいた途端、私の顔が真っ赤に染まる。
こんな日々が、ずっと続くんだと思ってた。
こんな、幸せななにげない日々が、
時間の許す限り、永遠に…………―