【完】何度でも、キミの瞳に恋をする。

2*『私なんか………………………』







私、最低だ…………




枕に伏せて思う。







全部全部、自分の思い違いだったのに、


確かめもせずに、決めつけて、


傷つけて、









本当に私………




最低だ。






枕が濡れる。








最後に思ったことがこの魔法界での香りになると聖は言った。





それなら聖は最後まで、きんもくせいを思っていたのだろう。













そして、お父さんは…………―






< 238 / 254 >

この作品をシェア

pagetop