【完】何度でも、キミの瞳に恋をする。






私は、


私は、たくさんの人に見守られて


恵まれて



生きてきたんだ。












今まで私は、ずっと、


たくさんの友達に囲まれたり


彼氏をつくったり


そんな、漫画みたいな状況が

“リア充”で

“青春”なんだと思っていた。











でも、本当は、


今、この


一秒一秒が宝物で


ちゃんと見ていてくれる人がいたり

ちゃんと私自身を愛してくれる人がいる。








これが本当の幸せで


リア充で


青春の1ページだったんだ。









いまさら、遅いかもしれない。


もう、届かないかもしれない。






でも、本当に、2度と手が触れられなくなるその前に


聖にちゃんと想いを伝えようと


私は決めた。





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