【完】何度でも、キミの瞳に恋をする。
3*『謎の少女の登場です』
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次の日、重い体を引きずって学校へ行くと
「キャーーーーッ」
私の頭を割る気なのかと問いたくなるような
すさまじい叫び声が聞こえた。
ふと見ると校門に人だかりができている。
………主に、男子の。
なんなんだ。最近の男子は。
ヘリウムでも吸ってるのか。
そんなことを、思いながらも校舎に入る。
いや、入ろうとした。
むしろ、入りたかった。
でも、それは、
校門で群がる男子たちによって阻止されてしまった。
どんどん押され、気づけば…
私は下駄箱の隅に押しつぶされていた。
「はぁ………」
ため息をつきながらスカートを払うと
「1年Sクラス。牧夏瑠璃。」
解説のような声が頭上から聞こえた。